ご挨拶
学術大会長 福島 明宗
このたび2026年9月17日(木)・18日(金)の二日間、岩手県盛岡市の盛岡市民文化ホール(マリオス内)及びいわて県民情報交流センター キオクシア アイーナを会場に、第52回日本診療情報管理学会学術大会を開催する運びとなりました。本学術大会が盛岡市で開催されるのは2014年の第40回大会以来12年ぶりとなります。この度歴史ある本学会を担当することになり、身の引き締まる思いであります。
今回の大会テーマは「診療情報管理が支える未来の医療―データ活用と倫理の調和―」です。医療現場におけるデータ活用は、診療の質の向上、地域医療連携の強化、病院運営の改善など、多方面にわたり重要な役割を果たしています。一方で、個人情報保護や倫理的配慮は、社会的信頼を確保するために欠かすことができません。データの利活用と倫理の調和は、まさに診療情報管理に携わる私たちに課せられた大きな使命であります。
本大会では、AIやビッグデータ解析、遺伝情報の記録と活用など最新の話題を広く取り上げるとともに、日々の現場で直面する課題についても活発に意見を交わしていただけるよう準備を進めております。世代や立場を越えて自由に語り合い、未来の医療の在り方をともに考える場となることを願っております。
盛岡は自然豊かで歴史と文化に彩られた街です。紅葉の季節を迎える東北の秋の空気に触れながら、学術的探究と交流を深めていただければ幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
学術副大会長 櫻庭 実
このたび第52回日本診療情報管理学会学術大会の学術副大会長を務めさせて頂くこととなりました岩手医科大学形成外科の櫻庭と申します。歴史ある本学会の副大会長を担当させて頂くことは身に余る光栄でありますが、重責を感じております。近年はAIの急速な発達により未来の医療が大きく変わろうとしています。データの活用や生成AIの利用などが、今後さらに拡大していくと思われますが、そこには倫理的な配慮が必須になります。福島大会長のご考案された52回大会のテーマ「データの活用と倫理の調和」はまさに時代に即した内容だと考えます。このテーマを深く掘り下げ、皆様でご議論頂けるよう大会の運営に手を尽くして参りたいと思います。
さて開催地は岩手県盛岡市ですが、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島の東北6県を挙げてのオール東北体制で実行委員会を組織し、学術集会を盛り上げて参ります。是非とも夏の盛岡にお越し頂きたく、皆様のご参加、ご支援をお願い申し上げます。
